
観音禅寺は竜王八景の一つ「竜王の天橋立」と言われる牟礼公園のそばに位置し、境内からは雪野山が見渡せ、鈴鹿山脈までも一望できます。
本尊である十一面観世音菩薩は、聖徳太子が28歳の砌、一刀三礼(一彫りごとに五体投地の礼を三度すること)によって彫られたと伝えられます。
また、昔から伝わる観音霊籖(みくじ占い)があり、通常の神社でよくみかける自分が引くおみくじとは異なった、「住職と面談」する占いを行うことができます。

聖徳太子は「甘いものを好まれた」ということで、果樹と体験農園を中心とした観光型の農業公園「道の駅アグリパーク竜王」を通じて、季節のくだもの狩りを体験いただけます。
果物は、老廃物の排出を促す効果があることから、くだもの狩りを通じて体にたまった不要物(悪縁)を排出(絶つ)しましょう♪
※時期によって果物が変わりますので、あらかじめ施設にご確認下さい。

繖山の山頂に1400年前に聖徳太子によって開創された日本で唯一の、人魚のための寺院。
近くには戦国時代でも有名な「観音寺城跡」もあります。
インドの総白檀で彫られた巨大な観音像は必見です。
見晴らしの良い境内は、まさに天空の寺院といえます。

「美食家だった」「甘いお菓子を好んだ」「お酒が好きだった」など「食」についても、聖徳太子にまつわる伝承は多く伝わっていますが、今回は聖徳太子の時代から少しだけ後の「万葉時代」にフォーカスを当てたメニューをご紹介。
万葉時代には、近江を舞台にした多くの万葉集歌が残っており、その中でも「額田王」「大海人皇子」「中大兄皇子」の三角関係の様子が分かる有名な歌
あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る
は、東近江地域の蒲生野で詠まれた歌であるなど、多くの「縁」を紡いできました。
そんな万葉集の中で登場する、近江らしい食材を使用した「ご縁」あふれる御膳をご賞味いただけます。
※メニューは時期により変更になる場合があります。

近江八幡市の八幡堀から少し足を伸ばした小高い山の上にある願成就寺。
近江に48ヵ寺を建立した聖徳太子が最後にこの寺を建てたとされ、願いが成就したことにより寺名になったとされます。
1本の樹から3体が造られた内で真ん中からつくられた『木の中地蔵』や十一面観音像をはじめとする重要文化財も多く残っています。
