インターンシップ体験記DAY3を公開します!

DAY3:名神高速道路「竜王IC」周辺の社寺


 聖徳太子にゆかりのある社寺巡り3日目。今日は、名神高速道路「竜王IC」周辺にある社寺を回りました。

 

○長命寺(ちょうめいじ)


 名神高速道路「竜王IC」から車で約40分のところに位置する長命寺。「寿命長遠」の御利益があるとされています。
 武内宿禰がこの長命寺山に来られた際に、柳の木に長寿を祈ったところ、300年の齢を得ました。その後、聖徳太子がこの地を訪れ、その柳の霊木に観音を感得し、自ら観音像を刻んで安置したことが始まりです。
 駐車場から階段を登るところに長命寺の碑があり、その碑の下の部分には長寿の象徴である亀の石像があります。この亀を待ち受けにしていると、長寿で健康に生きていけそうな気が・・・。
 本堂まで上がると琵琶湖の景色を見ることができ、特に太郎坊権現が祭られているところからが1番綺麗に見えました!!
 また、頂上まで階段を登っていくと、頂上まで808段あります。頑張って登った分、ご利益があると思うので、バスで行き、バス停から階段を登っていくのをオススメします!

 


#聖徳太子1400年 #寿命長遠 #長命寺

 

○願成就寺(がんじょうじゅじ)

 名神高速道路「竜王IC」から約30分のところに位置する願成就寺。推古天皇の勅命により、聖徳太子は近江に48寺院を建立し、その最後に建立されたのがこの願成就寺。願いが叶ったことからこの名がついたと伝えられています。
 本堂の扉を開けると、そこには“うかがい石”が設置されています。白い石と黒い石があり、どちらかの石を両手で持ち上げ、もう一度持ち上げた時に軽く上がれば願いが叶うとのことです。実際に、黒い石を持ち上げてみました。こちらのほうが少し大きいからなのか、とても重く、体力がない私では持ち上げるのが難しかったです。女性の方は、白い石のほうを持ち上げるのがオススメ!
 こちらの寺では、願いごとを書く願成就絵札があり、12種類あります。この絵札とうかがい石に祈願すると、より願いが叶うかもしれません…!

 



#聖徳太子1400年 #うかがい石 #願成就寺


○長光寺(ちょうこうじ)


 名神高速道路「竜王IC」から車で約15分のところに位置する長光寺。聖徳太子が発見した霊木で作られた『千手子安観世音菩薩』があります。
 長光寺の門入って左側にある木は、“ハナノキ”。これは、聖徳太子が植えたという伝説があり、長光寺が別名「ハナノキ寺」と言われるほど、有名な木です。今年(令和3年)の10月に開催されたライトアップでは、ハナノキがライトアップされ、いろんな色の光で照らされていろんな雰囲気を醸し出していました。
 ここでは、人形供養が毎年11月の第4日曜日に行われています。人形供養をしているお寺を見かけたことがなかったので、とても興味をもちました。今年は終わってしまったので、来年訪れて、どのように行われているか見てみたいです。

#聖徳太子1400年 #ハナノキ寺 #長光寺


○竜王観音禅寺(りゅうおうかんのんぜんじ)


 名神高速道路「竜王IC」から車で約3分のところに位置する竜王観音寺。
 本尊である十一面観音菩薩は、聖徳太子が28歳の時に一刀三礼して彫ったと伝わっています。この菩薩は、法満寺という奈良興福寺下に属す大伽藍の守り仏として祀られていましたが、織田信長の時代に兵火によって全山が焼失しました。ですが、この観音さまだけは厳然として佇んでいました。このことから、観音さまには 「火伏せ」・「闘諍消除(争い除け)」のご利益があるといわれています。今でも、袖の部分にはそのときのものとされる焦げ跡が残っているので、じっくり観察して見つけてみると面白いと思います!
 周囲には牟礼公園があり、ここは竜王八景の1つに数えられています。夏には脇の池に蓮華が咲き乱れるため、普段とは違った雰囲気の竜王観音禅寺を見ることができます。

#聖徳太子1400年 #竜王観音禅寺

 

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 この体験記で紹介した社寺以外にも、聖徳太子に関連のある社寺は東近江地域にまだまだあります。この体験記を読んで少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!
 興味をもったけど、どこからいけばいいのかわからない…そういう方は、まずは自分の地域の社寺を回ってみてください。身近にあったからこそ、今まで知らなかったことに気付くことができて、面白く感じると思います。
 また、今回紹介した11社寺では、令和5年12月まで特別御朱印の授与が行われているので、御朱印を集めながら聖徳太子の魅力と東近江地域の自然を感じてみてください!