インターンシップ体験記DAY2を公開します!

DAY2:いろんな場所にある社寺

 

 聖徳太子にゆかりのある社寺巡り2日目。今日は、近江のあちこちにある社寺を回りました。

 

○観音正寺(かんのんしょうじ)


 繖山の山頂に位置する観音正寺。今から約1400年前に聖徳太子によって開創されました。
聖徳太子は湖水から浮かび上がってきた人魚と出会い、人魚に「成仏させてほしい」と懇願されます。その願いを聞き、成仏させるために寺院と千手観音像を造ったと言われています。
 本堂に行くまで2つのルートがあります。1つは、「東近江市五個荘林道」を車で通り、裏参道山上駐車場に止めて行くルート。もう1つは、近江八幡市側から車で登って表参道駐車場に止めて、石段を登っていくルート。今回は、近江八幡市側から行くルートで観音正寺を訪れました。駐車場から観音正寺に着くまで約450段あり、石段の段差が高かったり低かったりとまちまちで、序盤からしんどくなりました。また、膝に負担がかかったので、自信のない方はこちらのルートではなく、東近江市からのルートで行くことをオススメします!
 境内からは、安土町を一望できます。近江の景色をご覧になりたい方は、琵琶湖の景色を見ることができる長命寺と同じ日に参拝するといいかもしれません。

 

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○正明寺(しょうみょうじ)


 黄檗宗のお寺として有名な正明寺。聖徳太子の創建と伝えられており、その昔比叡山延暦寺系の地方大寺として栄えていました。その後、戦国時代の戦火を受けて消失し、江戸時代に再興されました。永源寺の高僧一絲文守大和尚の尽力によって後水尾天皇の勅建寺となりました。
 お寺の本堂は、後水尾天皇から京都御所の清涼殿を下賜され移築されたもので、屋根が檜皮葺なため、とても歴史を感じました。
 正明寺の門にたどり着くまでの参詣道には段差があり、門に近づくにつれてだんだん高さが上がっていました。周りは木で囲まれているため、人間の世界から仏のいる異世界へ進んでいる感じがしました。また、境内は物静かなこともあり、仏に守られているようにも感じました。

 

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○百済寺(ひゃくさいじ)


 聖徳太子の勅願により創建された百済寺。西明寺・金剛輪寺の2つの天台宗寺院を含む湖東三山の1つ。また、日本紅葉の名所100選に選ばれるほどの美しい景観です。これは、宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国」と絶賛するほどなんです!
 私が訪れたときはまだ紅葉シーズンではありませんでしたが、それでも景色は十分美しかったので、どの季節でも楽しむことができるなと思いました。また、自然に囲まれているため癒し効果があり、気分転換に訪れるのもいいと思います!
 百済寺には、百済寺樽という清酒があり、織田信長による焼き討ちで一度、歴史に幕が閉じましたが、現在、百済寺樽プロジェクトの始動により、復活しています。オンラインで数量限定で販売されているため、そこで購入することができます。

 

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~おまけ~

 

○御澤神社(おさわじんじゃ)


 名神高速道路「八日市IC」から車で約30分のところに位置する御澤神社。
荒れ地で作物が作れない住民を憐れんだ聖徳太子が、蘇我馬子に池を掘らせたところ、水が湧き出て3つの池が出現。それらの水を使ったところ美田となり、人々が太子に感謝して池を神として祀るこの神社が建立されました。
3つの池とは、濁った水の湧き出る「濁池」、澄んだ水が湧き出る「清水池」、薄濁りの水が湧き出る「白水池」。実際に見てみると、本当に濁っているのでとても不思議でした。
参道の奥では神鏡水が湧き出ており、名水として名高く、縁結びや安産等のご利益があるそうです。手で触れてみると、川の水と比べて冷たくなく、サラサラとした感触で、肌に優しい感じがしました。こちらは家に持って帰ることができます!

 

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