【6/10(土)~25日(日)】聖徳太子1400年御遠忌 石馬寺秘仏御本尊特別大開帳【前期】

 令和5年6月10日(土)から25日(日)までの期間、聖徳太子ゆかりの石馬寺で70年ぶりに秘仏御本尊が御開帳されます。
 今回の御開帳では、御本尊【十一面千手観世音菩薩立像(鎌倉時代)】、脇侍【地蔵菩薩立像(平安時代)】【毘沙門天立像(鎌倉時代)】が御開帳されます
 御本尊については、聖徳太子作という江戸時代の記録も残っております。
 御開帳する秘仏のほか、聖徳太子直筆の扁額や、石馬寺の由来となった石馬、それをつないでいた「駒繋ぎの松」をはじめ、国の重要文化財に指定された古くから伝わる仏像なども拝観可能です。
 また、御開帳記念特別御朱印も枚数限定で授与予定です。この機会に、ぜひお参りください。

問合せ先
御都繖山 石馬寺
住所:東近江市五個荘石馬寺町823
TEL:0748-48-4823
拝観日:火曜日~日曜日(月曜休)9:00~16:00
※月曜が祝祭日の場合は拝観可、翌日火曜休み
 月曜日でも5名以上応相談
期間中特別拝観料:1,000円
石馬寺HP:https://ishibaji.jp/

〇石馬寺の縁起(HP抜粋)
 今からおよそ1400年前の推古2年(西暦594年)。
 推古天皇の摂政であった聖徳太子が「霊地は近江国にある」と占い、駒の蹄に任せて永久に鎮護国家、仏法興隆を祈る道場を求めていました。
 そして繖山(きぬがさやま)の麓辺りに来ると、駒は歩みを止めて進まなくなり、傍らの松の樹につないで山に登ったところ、瑞雲(※)がたなびく風光明媚な風景が広がっていたのです。
 聖徳太子は「積年の望みをこの地に得たり」と深く感動して再び山を下ると、松の樹につないだ駒が傍の池に沈んで石と化していました。
 この奇瑞に大いに霊気を感じ、直ちに山を『御都繖山(ぎょとさんざん)』と名付け寺を建立し、馬が石となった寺、つまり『石馬寺(いしばじ)』と号されたのです。
※瑞雲:めでたい兆しとして出現する、紫色や五色の珍しい雲