いしどうじ
石塔寺
寺伝では、聖徳太子が近江に四十八箇寺を建立すると誓願して建立し、その最後の寺院が石塔寺であったと言われています。
満願の寺として本願成就寺とも言われていました。

石塔寺

 寺伝によると、聖徳太子が近江の48の寺院を建立し、その最後の寺院が石塔寺であったことから、「本願成就寺」と言われていました。

【基本情報】

住所:東近江市石塔町860

電話番号:0748-55-0213

料金:大人400円、小中学生100円

拝観時間:9:00〜17:00

 

石造三重石塔(阿育王塔)

 境内の石造三重石塔は、七世紀頃の作とされ重要文化財に指定されています。

 寺伝では、平安時代、宋に留学した寂照が近江国にも阿育王の石塔※の1つが埋まっていると聞き、掘り当てたのがこの塔であるといわれています。

 ※古代インドの王である阿育王(アショーカ王)が、仏教の隆盛を祈って仏塔を八万四千基造り、それらを世界中に散布したといわれています。

 

石塔・石仏群

 石造三重石塔の周辺にある数万もの石塔、石仏。その多くは鎌倉時代以降に、奉納されたと伝わっています。

 

本堂(外観)


 かつての石塔寺は、七堂伽藍と八十余坊の末寺を有する隆盛した寺院だったようですが、応仁の乱と織田信長の焼き討ちにより伽藍を焼失しました。その後、江戸初期に復興されました。現在の本堂は、明治初期のものです。

 

本堂(内観)

 

本堂には、御本尊である「聖観音菩薩」が秘仏として安置されており、お前立ちとして「十一面観音立像」が安置されています。

御朱印情報
料金:300円
御朱印は受付で授与しています。
アクセス
東近江市石塔町860