かわらやぜんじ
瓦屋禅寺
大阪の四天王寺の瓦を焼くために建てたらしい!?
聖徳太子さんが大阪の四天王寺を建てる際に、この山の土を使って瓦を106,000枚以上焼いたことで瓦屋禅寺の歴史がはじまりました。

江戸初期に再建されたヨシ葺きの本堂と境内の楓の紅葉が素晴らしく幽玄の空間に訪れた様に感じられます。聖徳太子薨去1400年事業として令和5年10月1日より12月3日までの間には秘仏の御本尊さまを50年ぶりに特別開帳させて頂きます。疫病に御利益のある観音菩薩さまと多くの方がご縁を結んで頂けましたら幸いです。
藤澤弘昭 住職

聖徳太子ゆかりの禅寺。寺伝曰く聖徳太子が山中の土を用いて瓦を106,000枚以上を造らせて摂津(大阪)四天王寺建立の際にその瓦を用いたのが寺名の由来。御本尊は太子御作の十一面千手観音重要文化財(重要文化財)

 

 

【基本情報】

住所:東近江市建部瓦屋寺町436

電話番号:0748-22-1065

料金:通年 無料(ただし紅葉シーズン500円、特別開帳時 800円)

  【体験】座禅(¥1,500)写経体験(¥2,000) ※事前予約のみ対応可

拝観時間:9:00~16:00

 

 

 

 

秘仏の十一面千手千眼観音菩薩と聖徳太子の2歳仏。
聖徳太子作と言われている十一面千手千眼観音菩薩は、国重要文化財に指定されている。

 

 

 

聖徳太子作の地蔵と四天王像。

 

 

約1000段ある表参道の石段。中腹には聖徳太子が腰掛けたと言われる腰掛岩がある。

 

 

境内のいたるところにある瓦は、自然と調和して美しい。

 

 

補陀落庭園。11月初旬から12月初旬にかけて、境内にあるイロハモミジや山モミジの楓が色鮮やかに紅葉する。

御朱印情報
①紙色は東近江市のイメージカラーから紫色となります。ムラサキは絶滅危惧種でその根から紫根染の顔料ともなり東近江市の花ともなっております。聖徳太子が定めた冠位十二階でも紫色は上位の徳を表しております。
②斑鳩殿は聖徳太子が愛された地である現在の奈良県斑鳩町を中心に宮や寺院建立され、瓦屋禅寺の境内に聖徳太子を祀る太子堂『斑鳩殿』が明治初旬まで現存しておりました。しかしながら山寺における自然災害(山崩)により崩壊したとされ、現在お堂は残っておりません。斑鳩殿ご本尊である聖徳太子2歳像は本堂(観音殿)に移され、江戸時代に現在の宮城県仙台市瑞鳳寺(伊達政宗公霊廟)住職である南山古梁和尚に斑鳩殿の扁額を揮毫して頂きました。その揮毫された扁額より『斑鳩殿』と中央文言を選ばせて頂きました。
③右上霊場印は『近江聖徳太子霊跡』として今回の11社寺の共通印となります。
④中央三宝印は聖徳太子1400年御遠忌のご報告を霊廟である叡福寺にて祈願をして押印をさせて頂きました。扇形の印は瓦屋禅寺山中にて出土した軒丸瓦で、寺名の由来となる聖徳太子が四天王寺建立の際に全国に瓦の原料となる土を選び『四神相応の霊土なり』と申され、蘇我大臣と小野妹子に瓦を造るように指示されました。出土した軒丸瓦は一部となりますが、その花弁に『以和為貴』を入れさせて頂きました。
⑤寺号印は瓦屋禅寺としその中央には境内の幽玄を醸し出す楓の紅葉を誂えており東近江市の木イロハモミジにも通じます。

【近江聖徳太子霊跡御朱印】
開催期間:令和3年10月1日(金)から令和5年12月まで
料金:朱印料300円
アクセス
東近江市建部瓦屋寺町436
公式サイトへ