ひゃくさいじ
百済寺
地上の天国といわれる百済寺を築いたのもの聖徳太子!?
昔、聖徳太子さんが、八日市の太郎坊山の麓に宿をとられた時、毎日夕方になると今百済寺がある東の山中に不思議な光、瑞光をご覧になられ、不思議に思われ、その山中に分け入られるとそこには上半分が切り取られた杉の大木が立っていた。

瑞光は何も不思議なことではなく、切り株にヤニがついていて、そこに夕陽があたって光ってたということなんですけどね。

近寄ってみると、大木の周りには、たくさんの山猿が果物を供えて礼拝している。聞くと、上半分の幹は百済の龍雲寺に運びこまれ「十一面観音」を作られたというので、下半分の大木で観世音菩薩像を作り上げるよう指示され、第一刀を入刀された。根の付いた大樹であることから「植木観音」と言われています。
濱中亮明 住職

紅葉の名所「湖東三山」の1つで国指定史跡。
聖徳太子が創設したとされる県内最古級の寺院で、宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国」と絶賛した境内は「四季百彩」の美で包まれ、県下最大級の「天下遠望の名園」からは近江の歴史舞台と景色をお楽しみいただけます。

 

 

 

【基本情報】

住所:東近江市百済寺町323

電話番号:0749-46-1036

料金:大人600円 中学生300円 小学生200円

拝観時間:8:30~17:00(受付は16:30迄)

 

【百済寺へのアクセス】(公共交通機関)

八日市駅からちょこっとバス愛東線を御利用下さい。

八日市駅乗車~百済寺本坊前 (所要時間 約30分)

https://www.city.higashiomi.shiga.jp/cmsfiles/contents/0000007/7636/aitou.pdf

 ※本数が多くありません。事前にダイヤを調べて、計画的にご利用ください。

または、ちょこっとタクシー愛東・湖東エリアを御利用下さい。

http://www.city.higashiomi.shiga.jp/cmsfiles/contents/0000007/7636/aitokoto.pdf

 

 

本堂に祀られている聖徳太子像。江戸幕府の時代に徳川将軍から寄贈された非常に貴重なもの。

 

 

聖徳太子が根がついたままの大木で観世音菩薩像を作り上げるよう指示され、第一刀を入刀された3.2mの十一面観世音菩薩(秘仏)「植木観音」。秘仏のため普段はお目にかかれませんが、令和4年10月1〜16日に特別に御開帳予定。 ※写真は御前立尊

 

 

その他にも本堂には如意輪観音半跏思惟像など美しい仏像が祀られている。

 

 

飛鳥・白鳳時代につくられたと考えられている金銅弥勒半跏思惟像(秘仏)を10倍サイズにした石像。
聖徳太子と半跏思惟像は深い関わりがあると考えられている。

 

 

宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国」と絶賛した境内は四季を通して景観を楽しめる。

御朱印情報
朱印紙の中央の宝号印の蓮台の上には、太子の金言『以和為貴』を頂きました。 
『和力』は、コロナ禍後の難題に向かって全員で総力を結集(和の力の大きさと方向)して解決しよう。の意味です。

【近江聖徳太子霊跡御朱印】
開催期間:令和3年10月1日(金)から令和5年12月まで
料金:朱印料300円
アクセス
東近江市百済寺町323
公式サイトへ